という名前の歌があります。
フォークソング、というジャンルになるんでしょうか、
よく知りませんが。
私はまさにその、「戦争を知らない」世代です。
といっても昨今、イラクやらアフガニスタンやら、戦争の攻撃の後と
見紛うようなテロの映像やら、
目にしてはいます。
しかし、実際に身を置いている(いた)わけではありません。
60年前の今日、広島に原爆が落とされました。
とても多くの人の、なんでもない日常と未来が、一瞬にして
消えていきました。
その3日後、長崎でも同じことが起きました。
人を殺す以外の目的のない原子爆弾。
それを落とされた、しかも2発も。
そんな国は、日本だけです。
現存する核兵器は、あの当時の原子爆弾より、
殺傷能力も高い恐ろしいものになっているでしょう。
核を持って核をけん制する、核の存在自体がそれ以上の
核の存在を抑止する・・・抑止力を持っている、というような
話を、以前聞いたことがあります。
それは、持っている国の、そして持つことの出来る国の
言い訳ではないのですか。
核兵器は、一度作ってしまったら、解体するのに相当大変と
聞きました。
この「大変」というのは、解体するという作業にもまた、
危険を伴うということ。
だから、旧ソ連時代の核兵器が、どこかにそのまま放置してあるという
話もありました。
手をつけるのが危ないのであれば、手をつけないほうがいい、
そういうことなのでしょう。
しかし、永久にそのままにしておいて、いいわけでもありません。
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私は、広島にも長崎にも行ったことがありません。
「日本人なら行かなきゃ」と、インドネシア人の友人にしかられたことがあります。
日本人なら誰もが、そして日本人でなくても、平和を願う誰もが、
広島を、そして長崎を訪れ、その現実を知る必要があるでしょう。
これだけ多くの人間が共に暮らす世界で、ささいな諍いや不和は、
なくなることはないと思っています。
人間が複数いれば、お互いが違っていて当然でしょうから。
それでも、転じてはいけない世界もあります。
戦争を知りません。
しかし、戦争があり、原子爆弾が落とされ、多くの命が日常と未来を失ったこと、
その後の世界に私たちが生きていることは、忘れてはいけない、と思いました。